NO.4-124
   タテハチョウ亜科    ヒオドシチョウ
 概 要
 1  科名  タテハチョウ科
 2  分類(属名など)  タテハチョウ亜科
 3  見られる季節  3月〜7月
 4  幼虫の食草など エノキなど 
 5  越冬形態  成虫
 3月末頃から、昨年から越冬した蝶(ヒオドシチョウ)が見られる。
 また、初夏6〜7月の短期間だけ新個体が見られるようです。

 羽の表面は一見アカタテハのようでもあるが、むしろエルタテハに似て
 いる。
 エルタテハとの区別は、後ろ羽・表の白点にある。
 ヒオドシチョウには後ろ羽・表面に白点が無く、エルタテハには白点が
 ある。
 前羽の表、先端に白いマークがある。

 羽の裏面はシータテハなどとも良く似ており、裏面だけでは
 識別できない。
 後ろ羽の裏面中央には、はっきりした「L」マーク(又はCマーク)などは
 見あたらない。

 羽の表面は、前羽・後羽ともに一番外側周辺部分が他よりも黒色が
 濃い。

 食草のエノキはまだ多数残っているはずであるが、絶滅寸前または
 絶滅危惧種になっている県が多く、出会えるチャンスは少ないです。


<付録> 見分け方など
「オスとメス」 
 オス・メスの区別は、私にはできません。
「ヒオドシチョウと
エルタテハの比較」
エルタテハは、後羽にも白い紋があります。
ヒオドシチョウ エルタテハ

 撮影記録
 2020年 3月 22日 

近所の畑にあるスモモの花で、しばらく吸蜜して
いました。
 2020年 3月 22日 

同上。
近所の畑にあるスモモの花で、しばらく吸蜜して
いました。
 2018年 3月 31日 

高尾山登山道で見られました。
4124-IMG_7861.JPG
 2018年 3月 31日 

同上個体。

 2017年 4月 5日 

この年も神奈川県相模原市にある石砂山(いしざれやま)にギフチョウに会いに行きました。

残念ながらギフチョウは撮れませんでしたが、ヒオドシチョウには多数出会いました。
もちろん越冬した個体ですが、比較的羽はきれいでした。

 2013年 4月 7日 

神奈川県相模原市にある石砂山(いしざれやま)にギフチョウに会いに行ったとき、越冬後目覚めたヒオドシチョウにも出会いました。

 2017年 4月 19日 

城址公園の散った桜の周辺を飛んでいました。
羽はボロボロでした。

 
 2015年 5月 24日 

小山内裏公園で、6月を待たずして新しい個体に出会えました。

 
 2018年 5月 24日 

多摩動物公園 周辺。

 
 2021年 5月 24日 

小山内裏公園。

 
 2021年 5月 24日 

小山内裏公園。

上と同じ個体、今年生まれた個体でしょう。

 
 2015年 5月 30日 

長池公園でも今年の新個体が見られました。

OLYMPUSの新しいコンパクトカメラを購入して、初めての撮影。
コナラの高い木の上にいましたが、このカメラはズーム時の手ぶれに強そうです。
 
 2014年 6月 14日 

岐阜県までハッチョウトンボを撮りに行った際、中央高速のSAで偶然にも見かけました。
 
 2014年 6月 14日 

入笠山登山道の途中にて。
 
 2006年 6月 17日 

奥多摩湖の「水と緑のふれあい館」の近くで見かけました。

この時がヒオドシチョウとの初出会いだったと思います。
 
 2014年 7月 7日

今年生まれた新個体のきれいな画像を撮りに、わざわざ入笠山まで出かけて撮りました。

複数の個体が至近距離から撮れました。