NO.3-33
   シジミチョウ科    スギタニルリシジミ
 概 要
 1  科名  シジミチョウ科
 2  分類(属名など)  
 3  見られる季節  3月〜5月
 4  幼虫の食草など  トチノキ
 5  越冬形態  蛹で越冬
 3〜5月にだけ見られるルリシジミに似た蝶。
 (画像は、Bが「」の字でつながっていないので、ルリシジミの
 可能性もある。)

 ルリシジミよりやや色が濃い。
 黒点が、ルリシジミより大きくはっきりしている。
 スギタニルリシジミは、『Bが「」の字でつながっている』ことを条件に
 していたが、必ずしもつながっていない個体もあるようなので、
 このことにはあまり拘らないことにする。


 羽の様子は、ヤマトシジミとルリシジミの両方の特徴を持ったような
 中間的な存在にも感じられる。
 
 そう感じていると、さらに難しい存在(シルビアシジミ)がある。
 つまり、「スギタニルリシジミ」と「シルビアシジミ」は、もっと
 よく似た模様をしている。

 見られる期間が短期間であることと、やや高地の雑木林で
 見られるようで、出会えるチャンスは少ない。


<付録> 見分け方など
「スギタニルリシジミとルリシジミの比較」 
@ 羽全体の色がルリシジミより濃く、特に胴にに近い部分の色が濃い。
A 第2点はルリシジミと同様に内側にズレるが、ルリシジミより点が大きくて
  はっきりしている。(例外もある)
B この斑紋は「」の字でつながっている。ルリシジミは「ハ」の字で分離している。 
スギタニルリシジミ ルリシジミ
   

 撮影記録
 2018年 3月 24日 
 高尾山 登山道入口付近。

 2018年 3月 24日 
 同上。
 2018年 3月 24日 
識別が難しいので、一応「スギタニルリシジミ」とします。

高尾山 登山道
 2017年 4月 5日 
ギフチョウ目当てで、神奈川県石砂山駐車場で見かけました。

羽の表面はきれいなブルー色でしたが写真には撮れませんで
した。
人が近づいても、逃げることも無く砂利の中を吸密していました。