NO.8-603
   寄生バチの仲間   ヒメハラナガツチバチ
 概 要
 1  科名  蜂の仲間
 2  分類(属名など)  ツチバチ科
 3  見られる季節  5月〜10月
 4  幼虫の食草など  コガネムシの幼虫か ?
 5  越冬形態  
 ヒメハラナガツチバチは、キンケハラナガツチバチよりもかなり小さく、
 身体の毛は少なめで、オスの毛の色は白っぽい色(銀毛と呼びたくなる)を
 している。
 体長は、メスで約 2cmぐらい、オスはメスよりも更に 5mm程度小さい。

 オスは胸部背面(背中)に黄色の紋があるので、他のハラナガツチバチ
 よりは識別しやすい。
 メスの胸部背面は毛が少なく、殆ど真っ黒に見える。

 こちらも、土の中のコガネムシの幼虫に自分の卵を産み付ける寄生蜂
 だとか...。



 ***** ハラナガツチバチ類の一般知識(個人的な私見)  *****)
 1. オスは触角が長く、メスの触角の2倍ぐらいある。
 2. 体長はオスよりメスのほうが大きい(長い)。
 3. オスは腹部に帯紋と毛帯があり、メスは帯紋ははっきりせず
   毛帯(毛束)が発達(多い)している。



 4. 帯紋の本数/大きさ 

     
 名前  オス 体長(約)   メス 体長(約) 
 ハラナガツチバチ  4,5 20mm   4 30mm
 キンケハラナガツチバチ  4 20mm   4  25mm
  ヒメハラナガツチバチ  4,5 15mm   4  20mm
 オオハラナガツチバチ  5 20mm   3  30mm




<付録> 見分け方など
「オス」 
オスは胸部背面(背中)に黄色の紋があるので、他のハラナガツチバチよりは
識別しやすい。

腹部の帯紋は5本。
背中のサンプル 腹部の帯紋
「メス」

 撮影記録
 2018年 6月 7日

近くの散歩道にて。


 2018年 6月 13日

近くの散歩道にて。


 2018年 6月 13日

近くの散歩道にて。


 2021年 7月 10日

触覚が短いので、メスだと思います。
 2018年 7月 15日

触覚が長いので、ヒメハラナガツチバチのオスかと思ったが、その他の条件はメスと一致している。

という訳で、あまりシックリはこないが、ヒメハラナガツチバチのメスとする。

 2018年 7月 21日

見る目が慣れてくると、オスも識別できるようになりました。

 2018年 7月 25日

メスです。
 2018年 8月 6日

やっと、オスの腹部の帯紋が5本であることが確認できました。
 2018年 8月 6日

同上の個体。

ピンぼけですが、帯紋は5本。
 2018年 8月 6日

同上の個体。

 2018年 8月 6日

メスだと思います。


 2018年 8月 19日

オスだと思います。


 2018年 9月 17日

メスだと思います。

ヒメハラナガツチバチではなく、普通のハラナガツチバチかなとも思ったりするが、区別点がよく解らない。