NO.8-602
   寄生バチの仲間   キンケハラナガツチバチ
 概 要
 1  科名  蜂の仲間
 2  分類(属名など)  ツチバチ科
 3  見られる季節  4月〜10月
 4  幼虫の食草など  コガネムシの幼虫か ?
 5  越冬形態  
 土の中のコガネムシの幼虫に自分の卵を産み付ける寄生蜂です。

 体長は大きく、オスは2cm以上、メスは 2.5cm以上と大型のツチバチ
 です。

 全身に黄色(金色)の毛が多く、特に胸部・背中は黄色の体毛は
 他のハラナガツチバチより多い感じする。
 これは共通していることですが、触角は、オスは長くてメスの触覚は短い。
 オスには毛帯と黄色の帯紋(黄色のリング状の斑紋)がありますが、
 メスは毛帯のみ
で帯紋がありません。

 もっと大きなオオハラナガツチバチというものいるようです。




 ***** ハラナガツチバチ類の一般知識(個人的な私見)  *****)
 1. オスは触角が長く、メスの触角の2倍ぐらいある。
 2. 体長はオスよりメスのほうが大きい(長い)。
 3. オスは腹部に帯紋と毛帯があり、メスは帯紋ははっきりせず毛帯(毛束)が
   発達(多い)している。



 4. 帯紋の本数など 
     
 名前  オス 体長(約)   メス 体長(約) 
 ハラナガツチバチ  4,5 20mm   4 30mm
 キンケハラナガツチバチ  4 20mm   4  25mm
 ヒメハラナガツチバチ  4,5 15mm   4  20mm
 オオハラナガツチバチ  5 20mm   3  30mm



<付録> 見分け方など
「オス」 
「メス」

 撮影記録
 2018年 4月 27日

近くの散歩道にて。

触角が長め、腹部の帯紋がはっきりしているなどからオスだと思います。
胸部背面に黄色の毛がある、翅が茶色っぽいなどから
キンケハラナガツチバチとしますが、同定は難しいものです。


 2018年 7月 8日

近くの散歩道にて。


 2017年 8月 25日

近くの散歩道にて。


 2017年 8月 28日

触角が短いので、多分メスでしょう。
 2021年 9月 15日

触角が長いので、オスです。
 
 2009年 10月 12日

近所の自然公園にて。