NO.4-201
   ヒョウモンチョウ属    ウラギンスジヒョウモン
 概 要
 1  科名  タテハチョウ科
 2  分類(属名など)  ヒョウモンチョウ属
 3  見られる季節  6月〜10月、
 8月は一時休眠。
 4  幼虫の食草など  スミレ
 5  越冬形態  幼虫
 「ウラギンスジヒョウモン」は、名前の通り、羽の裏面に「銀色の筋模様
 があります。
 筋と言っても、細長い長方形の紋の連続のようなイメージですね。

 羽の裏面で「ウラギンスジヒョウモン」と特定し、表面がきれいに撮れると
 オスとメスが判別できます。
 (但し、裏面だけだとオオウラギンスジヒョウモンとの区別が難しい)

 オスは、前羽根の後方に2本の性標を示す筋が確認できます。
 また、メスは性標は無く、羽の先端に白いマーク(模様)が見えます。

 オオウラギンスジヒョウモンと良く似ているので、識別は難しい。
 ウラギンスジヒョウモン(オス)の性標腺は2本
 オオウラギンスジヒョウモンの性標腺は3本(細い)で特定する。
 羽の裏面もよく似ているが、「銀色の筋模様」が前羽・後羽の両方に
 あればウラギンスジヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンの場合は
 「銀色の筋模様」は後羽だけにある。
 さらに、後羽の黒い点 、外周から3列目の内側に、S字マークのような
 カラスが飛んでいるようなマークがあればオオウラギンスジヒョウモン、
 2つの黒点に分離していればウラギンスジヒョウモンということらしい
 です。

 さらにもう一つ、オオウラギンスジヒョウモンの前羽裏面は、先端部分が
 やや黒っぽい(焦げ茶色)。

 なお、ウラギンスジヒョウモンは絶対数が少なくなっており、
 オオウラギンスジヒョウモンのほうが多く見られるとの情報もある。

 * 性標:一般的にはあまり使わない言葉ですが、蝶を調べていると
        説明時にしばしば書かれている言葉です。
        鱗粉が集まって黒く見える筋などで、オスのみにあるよう
        です。
        そう言えば、アサギマダラのオスにもありましたね。


<付録> 見分け方など
ウラギンスジヒョウモンの
「オスとメス」 
 オスは前羽に性標線がある。(下の「オスの性標線」を参照)。

 メスは前羽の先端付近に白い紋がある。
 ただし、ウラギン・ギンボシ(メス)の白三角マークは不鮮明。
  @ ウラギンスジヒョウモンは地色に近いが、オオウラギンスジヒョウモンでは
   茶褐色に濃い。
A 名前の由来となった白筋は、オスでははっきり見えるのは後ろ羽だけ。
   (両方共通)
  ウラギンスジヒョウモンのメスだけで前羽にも白筋が確認できる。
B ウラギンスジヒョウモンでは、この部分の茶色の筋が目立つが、
  オオウラギンスジヒョウモンでは消えかかっている。
オス メス
「オスの
  性標線」 
未確認
(山口県のみ)
クモガタヒョウモン
( 太い 1本)
ウラギンヒョウモン
( 太い 前2本)
 オオウラギンヒョウモン
( 1〜2本 ?)
ウラギンスジヒョウモン
(このページ)
 (細い 後ろ2本)
オオウラギン
スジヒョウモン

  (3本)
 
 
     
 ギンボシヒョウモン 
 (細い 3本)
ミドリヒョウモン
( 太い 4本) 
 メスグロヒョウモン 
 (太い 4本、3本と言っている方もいます) 
     
「メスの比較」
 未確認
(山口県のみ)
ウラギン
スジヒョウモン
ウラギンヒョウモン  オオウラギンヒョウモン オオウラギン
スジヒョウモン
ギンボシヒョウモン 
     
     
クモガタヒョウモン  ミドリヒョウモン  メスグロヒョウモン       
羽の外周にそった黒い模様に着目し、「内向き三角形のように尖って」おれば、ウラギンヒョウモンかギンボシヒョウモン。

丸い模様」に近ければ、ウラギンスジヒョウモンかオオウラギンスジヒョウモン、クモガタヒョウモン、ミドリヒョウモンの可能性が高い。
ミドリヒョウモンの詳細は、ミドリヒョウモンのページを参照。
メスグロヒョウモン(メス)は、ヒョウ紋模様ではない。

 撮影記録
 2013年 6月 30日 

南アルプス 野草園の花畑に飛来していました。

ウラギンスジヒョウモンのオスです。
 2008年 7月 13日 

初夏の晴れた日、オオムラサキの里の入り口付近にて。

あまり出会ったことがない蝶で、この日は別の目的でドライブしていましたが、駐車場近くで偶然出会い、嬉しかったです。
 2012年 7月 29日 

入笠山 花畑周辺。

ちょうど高山の蝶のピークでした。

メスかな?
 
 2013年 8月 12日 

早朝の高ボッチ高原にて。

富士撮りを狙って早朝に訪問したが、雲と霧が強くて富士は全く見られませんでした。
この日は予定を変更して、蝶撮りに切り換えました。

オスです。
 
 2013年 8月 12日 

同じく高ボッチ高原にて。

別の個体。後羽が少し痛んでいます。
 
 2013年 8月 12日

同じく高ボッチ高原にて。

メスです。
 
 2013年 8月 12日

同じく高ボッチ高原にて。

上のメスと同一個体です。
 
 2020年 9月 18日

道の駅 白州にて。

マルバフジバカマで吸蜜するメスです。

時期的には、もうすぐ見られなくなる頃です。
 
 2020年 9月 18日

道の駅 白州にて。

マルバフジバカマで吸蜜するメスです。

時期的には、もうすぐ見られなくなる頃です。
 
 2020年 9月 18日

道の駅 白州にて。

マルバフジバカマで吸蜜するメスです。

時期的には、もうすぐ見られなくなる頃です。