NO.7-404
   トンボの仲間 <アカネ属>    マユタテアカネ
 概 要
 1  科名  不均翅亜目
 (トンボ亜目)
 2  分類(属名など)  
 3  見られる季節  7月〜10月
 4  幼虫の食草など  
 5  越冬形態  
 羽が透明な赤とんぼは多いですが、一番の特長は顔面の「マユ」でしょう。
 胸部の黒い筋は太い第1線(肩)があり、2線と3線はナツアカネや
 アキアカネのようなハッキリした筋はありません。
 2線3線の位置には、点に近いような短い線が3つ4つあります。
 第1線の上部にある逆三角形の紋が、第1線とくっついている。
 (マイコアカネは、この三角紋が離れている)
 オスの尾部先端は、上へ反り返っています。
 8月頃に良く見られます。

 マユタテアカネ(メス)は「羽の先端に色」にも分類しました。
 (先端に色がない場合もある)
 つまり、オスの羽は透明ですが、メスの場合は透明なときと
 羽の先端に色がある場合
があり、この点が一番難しいです。
 決め手は、マユと胸部の黒線が頼りになります。

 マユタテアカネとヒメアカネの胸部横の黒線は大変似通っているので、
 肩部背中の黒線を重視した方が良さそうです。
 この辺りについては、ヒメアカネの項を参照。



<付録> 見分け方など
「オス」 
マユタテアカネのサンプル。
「メス」
羽が透明 羽の先端に色

 撮影記録
 2009年 7月 13日

未成熟なオス。

立川昭和記念公園にて。

 2010年 8月 27日

南アルプス 道の駅の河川敷にて。

 2008年 9月 14日

マユタテアカネのメスは、羽全体が透明なタイプと、羽の先端が
茶色のタイプの二つがあります。

宮ヶ瀬ダムにて。

 2008年 9月 14日

同じく宮ヶ瀬ダムにて。

マユタテアカネのメスの羽が透明なタイプ。
 2008年 9月 20日

成熟したオス。

小山内裏公園にて。
 2009年 9月 20日

羽が透明なメス。

田貫湖のキャンプ場周辺。
 2018年 9月 28日

片倉城址公園。

 2018年 9月 28日

片倉城址公園。

 2019年 10月 2日

これも片倉城址公園の近く。

羽の先端に少し色がある。(メス)

 2008年 10月 4日

近所の河川敷。

(メス)

 2008年 10月 4日

近所の河川敷。

(メス)

上と同一個体。

 2021年 11月 10日

11月ですが、まだ交尾中のトンボがおりました。

他にもオスが数頭飛んでいましたが、単体のメスは発見できませんでした。